ヘルシースマイルは、皆様のお役に立つお口の情報コーナーです。

「体の歪み」

お子さんをみてみましょう

●今子どもたちの体に異変が起きています

 昨年のNHKの番組『クローズアップ現代』でも取り上げられていました。

 番組内では、整形外科医が関節周りの筋肉などが硬くなる、いわゆる運動器の機能不全が増加していることを指摘。その原因の一つとして、日常生活の中で子どもたちの動きのバリエーション、多様性が減っていることが影響していると考えられています。

 歯科の視点からは、例えばゲームやパソコンなど、同じ姿勢で長時間過ごすことにより、猫背など姿勢の悪い状態で体が固定され、体が歪み、歯並びやかみ合わせに影響していると考えられます。

 文部科学省も子どもたちの体の異変を重く見て、適切な指導や治療につなげられるよう、学校の健康診断を見直すなど、対策に乗り出しました。


●子どもの健全な成長のため、ケアしなければならない時代に?

 日常生活の中で、意識して気をつけることはできるかもしれませんが、子供の生活環境を変えることが難しいのであれば、成長期に歪んだ体にしない、適切なケアが必要です。

 

●子どもの体を支える足の成長にも変化が!

 お子さんの足を見てあげてください

 ・アーチ(土踏まず)がちゃんとあるか

 ・開帳足になっていないか

 ・巻き爪になっていないか

 ・タコやウオノメがないか

 ・ツメを短く切りすぎていないか

 こどもの身体は健全な足の成長に支えられています。


●体の歪みに注意しましょう

 正しい立ち姿勢のポイント

 ・正面から見て、体の重心が曲がっていないか

 ・横から見て、体の重心が曲がっていないか

 ・肩の左右の高さは同じか

 ・頭が傾いていないか

 ・顎を出していないか、ひきすぎていないか

 ・顔の左右の対称性はあるか・・・     など



●歪みのケア~歯科のアプローチ

 歯を削るといった歯科治療だけでなく、お子さんの成長年齢にあった正常な成長を助ける「プレメディカル=予防」に取り組んでいます。

 顎の成長を適切に誘導するなど、子供のうちだからこそできることがあります。歯の矯正は大人になってもできますが、顎は大人になってからでは変えられません。


●日常生活における姿勢のクセを見直しましょう

 姿勢のクセが歪みを生んでいることもありますし、せっかくかみ合わせの調整をしても、歪んでいた時のクセを日常生活で続けていることで、また歪んでしまうということもあるからです。


〈チェックリスト〉

寝る:柔らかすぎる寝具を使っているなどの原因で、背中・お尻が沈みすぎていませんか

座る:ゲームをしているときなど、顎を引いた状態を長く続けていませんか

   本を読む、テレビを見る 食事時などに体を丸めていませんか

立つ:体が反りすぎていませんか

   片方の足だけに重心がかかっていませんか

   猫背になっていませんか

   顎を引きずっていませんか

歩く:体を斜めにして歩いていませんか

   背中を丸めて歩いていませんか

   内股・がに股で歩いていませんか

   くつ底の減り方に片寄りはありませんか

   くつをひきずっていませんか


 ご家庭でお母さんが「予防」の視点でお子さんを見ていくことは、お子さんに丁寧に向き合うことにつながります。忙しい日常生活の中では、つい目先のことに意識が行きがちですが、「予防」の意識を持つことが、長い目で子供の成長を見守ることにつながるように思います。

 当院も、歯科治療を通して、親御さんと共にお子さんの成長に寄り添い、健やかなお子さんの成長を見守っていきたいと考えています。

 ぜひ、私たちの歯科医療における予防の取り組みをご活用ください。